1987-05-15 第108回国会 衆議院 逓信委員会 第3号
国内の一般の債券に比べまして、現在のところ円建ての部分が、円貨債がまだ割高でございます。こういうところは大いに私ども、為替リスクはございませんので、今後とも購入を図っていきたい。そういう点からも外債の枠等について緩和をいただきたいというふうにも考えておるわけでございます。
国内の一般の債券に比べまして、現在のところ円建ての部分が、円貨債がまだ割高でございます。こういうところは大いに私ども、為替リスクはございませんので、今後とも購入を図っていきたい。そういう点からも外債の枠等について緩和をいただきたいというふうにも考えておるわけでございます。
○三治重信君 そうすると、何というんですか、円貨債でやっても円の貿易がふえるということではないということのようですが、これはまたひとつ後で御質問します。 いま一つは、これは円安と直接関係はないわけなんですが、政府は対外経済援助協力というものを三カ年倍増、今度は五カ年で倍増ということで、この苦しい財政の中でもどんどん倍増倍増でやっているわけなんですが、しかし非常にその資金が使われていない。
そういう意味において、日本のこういう資金余剰が出てくる場合には、ひとつ資金不足国について円貨債を大いに発行さして、そして日本の円貨での輸出入、そういう外貨の不足のところへ必要な貿易ができるようにしてやるということは私はどうかと、こういうふうに思うわけなんですが、円貨債を募集させれば、これがまたドルにかえられたり何かして円安を必ずしも解消する役にはならぬというようなことも言われるんですけれども、そこは
現にそういう方向で相当多額の円貨債が募集をされておるわけでございます。
○竹本委員 この出資との関係で、借り入れ金はいまアジア開発は全部で幾らあって、日本は円貨債ですか、二回ぐらいやったですね。そのウエートは……。
あのときには円貨債に切りかえたのでしょう。だから、その切りかえた国債ですよ、おそらく。そういうものに切りかたものを会社が返えせばいいのであって、そのときそのときの相場によって政府は徴収するということは僕はおかしいと思う。そんなことはあり得ないと思う。
○政府委員(吉岡英一君) なお詳しく調べてお答え申し上げたいと思いますが、当時円貨債になりましたものは、外地にあったもの等はかえられなかったわけでありまして、国内にあるものだけを円貨にかえたわけであります。
これは外貨債処理法によりまして、日本人が打つていたところの外貨債或いは発行者自身が持つていたところの外貨債を償却したり円貨債に借り換えたりしておりますので、要するに英米貨債としての元本額は、昭和十六年当時と比べまして非常に減つておりまするから、その減つた率に応じまして年々の減債基金の積立額を減らすということも考えておるわけでございます。
戦時中にこの外債が円貨債に変りまして、その支払が円貨になるために、結局外国の社債権者の所有する外債を外貨で支払うということが阻害された形になつております。これは結局、この外債発行の基礎になつた信託証書の規定違反といろ結果になつております。
ハミルトン君の御意見の先ず第一点は、戦争終了後、外債が円貨債になつておつたために、外貨の支払が不能になつておるという御意見が一つありました。第二には、外債発行の基礎である信託契約に、今までのようなことは違反をしておるではないかという御意見のようでございました。第三は、四つの電力会社を挙げられまして、この外貨が元利金とも支払延滞になつておる。